鈴木淳子✫製作日記 | 漫画家◆鈴木淳子の徒然ブログ。お仕事、趣味、日々の由無し事から憂国の思いまで

ぴんくからみどりの季節☆(松岡美術館)

この度の、熊本を中心とした九州地方の大地震で
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
このまま地震が収束に向かい、皆様の生活と心の安定が一日も早く訪れますよう
お祈り申し上げます。

現地で力を尽くしてくださっている皆様に感謝申し上げます。

13051705_978335898954623_4688484968966392486_n.jpg


こんな時、何もできない自分はおとなしくしつつ
何もできない中で何ができるかを考え、ささやかなことでも実行し
時間が過ぎて状況が変わって、何かできることが出てきた時に実際に行動できるように力を蓄えておくのも
被災した方への支援にいつかは繋がることかなと。。。

12993534_978335918954621_6310625541324900782_n.jpg

**

週末は
防災リュックを確認し、賞味期限が切れた猫のカリカリを入れ替えたり
食べつくしたままになっている備蓄の食料をリストアップしたり
少しばかり買い足しもしました。
今回はくまもんのマークのついたものを意識して加えました。

一度になにもかも完璧にやろうとすると消耗するので
やっぱり日頃の備えが大事だな、、、などと基本中の基本を思い出したりも。

**

そして夕方近くなってこの日までの展示があると思い出し
ちょっと腰が重くなってしまっていたのですが思い切って松岡美術館までお出かけ。

13006480_978335908954622_5006616486716271600_n.jpg

時間も迫っていたので常設の展示はさらっと流し
お目当ての「館蔵日本画展」を
じっくり堪能してきました♪

12990872_977068705748009_6881829375554195116_n.jpg

先日、東京国立近代美術館で見た安田靭彦の作品も二点あり
今山種美術館で特集で見られる奥村十牛の《孤猿》も出てました。

そして横山大観先生の《梅花》。

絵の前で思わず
「ああ、来てよかった―――――」と独り言を…声に出して呟いてしまいました。
13007137_977068719081341_6852494663447232405_n.jpg

短時間でしたが
中庭や駅からの道々の新緑にも心癒され
大満足なひと時でした。


ふう。

がんばらんとね!

今日も感謝とともに♪

*********************************************************
『平安王朝絵巻ぬりえbook』
鈴木淳子  監修・八條忠基
ディスカヴァー・トゥエンティワン より
☆好評発売中☆

12472424_962465793874967_1774011941645499458_n02.jpg  
*********************************************************



Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 0 comments  0 trackback

『美の宴』@ホテルオークラ



昨日はタイミングよく 

ホテルオークラ東京
秘蔵の名品アートコレクション展 『美の宴』

を見ることができました♪

11902314_844097492378465_7059092335608495809_n.jpg


竹内栖鳳
横山大観
小堀鞆音
前田青邨

そしてそして 上村松園~

見ごたえたっぷり。。。。

急ぎ足で約一時間 堪能いたしました~(*´-‘)

11866216_844619942326220_4619392138485953777_n.jpg
ホテルオークラの御手洗は美術館のよう。。。

この日のもう一つの目的は

会場の「平安の間」に入ること。。。。

もうすぐ建替え工事が始まるホテルオークラさん。

平安の間には足を踏み入れたことがなかったので、行っておきたかったのです。

11906772_844097542378460_7261579086236782158_n.jpg

少し時間があったので、ロビーでたゆたゆっとさせていただきました・・・

この洗練された和の内装のロビーがなくなってしまうのも残念ですね。

新しいオークラも、この雰囲気は受け継いでほしいです。

11903797_844619898992891_6267403910998550896_n.jpg


しばし静かで豊かな時間を味わわせていただいて、次の予定へ移動~。


11891023_844631662325048_3432771632960713801_n.jpg

この日もまた、とても嬉しい一日になりました♪

11218214_844631682325046_6328711223206893655_n.jpg

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 1 comments  0 trackback

絵巻を愉しむ@宮内庁三の丸尚蔵館


先日の梅雨空てくてく散歩。
11745858_822681564520058_5795602519855095474_n.jpg



国立公文書館の前に
皇居東御苑を歩いたことを書きましたが

当然 三の丸尚蔵館も訪れました。

宮内庁三の丸尚蔵館


現在展示の 

絵巻を愉しむ
---《をくり》絵巻を中心に


11745513_822681797853368_1515308064916389680_n.jpg

絵巻だけに、本当に眺めるだけでも楽しめてしまう展示となっております!

988586_822681834520031_3963609251480720600_n.jpg

どれも色鮮やかで鮮明な絵巻で、感動してしまいますが。。。

わたしは中でも『絵師草子』「鎌倉時代」(14世紀)に描かれている人々がまるっきり「漫画」で
声を出して笑ってしまいました。

69-1.jpg
(宮内庁ホームページより)



いつも素晴らしい展示を、入場無料で楽しませていただける三の丸尚蔵館ですが
今季はいつも以上におすすめ!

11659311_822681717853376_6340371119700366813_n.jpg
をくり [小栗判官絵巻]の主人公

夏休みですし、漫画好きのお子さんをつれて行ってあげるのもよいのではないかしら?!



**
おまけ

11709415_822681637853384_3653805077448142926_n.jpg
皇居の烏さん。
最近乱視気味で、、、足が三本に見えたんだけどーーーー

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 0 comments  0 trackback

『恋する♡王朝』@国立公文書館

このところの雨続きでなかなか足が向かなかったのですが

やっと行ってきました~♪

11008603_821742107947337_1732873607702065474_n.jpg

千代田区北の丸公園の 国立公文書館

平成27年度第一回企画展 『恋する♡王朝』

国立公文書館 展示情報はこちら


11059856_821710237950524_1636334858857675827_n.jpg
館内はフラッシュは厳禁ですが、撮影はOKとのこと♪
凄い量の写真を写してきちゃいました!
いや、デジタルアーカイブを使えばネットで見ることができるんですけどね。。。


「日本史上最も美しい書物」と言われる
嵯峨本第一種『伊勢物語』

から

11541911_821829841271897_2311242545559897368_n.jpg
1513902_821829871271894_3542276028540411657_n.jpg

『伊勢物語註絵入』


11012699_821710324617182_3959268651844527182_n.jpg

『すみよし物語』

11214291_821839904604224_7132417039108832660_n.jpg

そして『源氏物語』。。。


『恋する王朝』あれやこれや~(*´-`)


**


確かに、本てなんて美しいのだろう…!!
と改めて思いました。

挿し絵入りの源氏物語も
挿し絵も素晴らしいし
ほとんど読めなくて情けないけど、文字も美しい!!

11667448_821829891271892_3887512158474795811_n.jpg


**

『恋する王朝』 に関しては
まあ、いろいろ、やっぱり
しんどかったです(笑)

恋ってやつはもうほんと、想像するだけで消耗します。。。。
あーこわいこわい~(*´-‘)


展示は明日11日までなのです。
だから慌てて行ってきたんですよ、雨はやまなかったけど!!


**

10885599_821742204613994_2253743841845760874_n.jpg

それから、ついでというにはもったいない、国立公文書館の常設展示。

何気に凄いです。
これぞ我が国の歴史の一ページそのもの。。。。

11659555_821710394617175_1809737622240225840_n.jpg
あーーーーKさんが書いた「平成」!!!
まさか本物が拝見出来るなんて!!!



10394092_821829754605239_8238236794123707675_n.jpg
御名御璽。。。。


知っていたし、

写真や書籍で見たことはあっても

本物をこの目で見るって、やっぱりすごいことだと思います!


恋する王朝も、、、内容は伊勢物語や源氏物語なわけですが、

慶長年刊の「和本」をこの目で見たり
11665537_821742021280679_270452697236878117_n.jpg

小堀遠州の直筆の書をガラス越しだけれど見ることが出来たり

これもまた貴重な経験。。。。


そう、デジタルアーカイブや書籍では得られない
本物を見るという体験。

また機会を見つけて

出掛けて行きたいと思います♪

11659484_821742264613988_5797017305270597205_n.jpg

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 0 comments  0 trackback

ニューオータニ美術館☆新春展

今年初の美術館訪問♪

昨日、画伯にお誘いいただいて紀尾井町のニューオータニ美術館に行ってきました!

新春展

140109_1734~02 (284x450)

ニューオータニが所蔵している作品の中から新春らしい展示…ということなのですね。


上の「新春展」のリンク先にいくつか作品の写真がありますが、

洋画、日本画、リトグラフ、様々な作品を一気に見れて楽しかったです。


ミレーの「田園に沈む夕陽」というパステル画を見ながら

パステル画の、ほんわか、やんわりの質感が、なんとなく今の気分かもしれないなあと感じたりして
父の形見の、なぜか行方不明になっているパステルセットを思い出し。。。
(ああ、あれどこ行っちゃったんだろう。まじで。)


アンリ・リヴィエールの【エッフェル塔三十六景】を見ながら

これは部屋に飾っても良いわ~と感心しつつ、同時にリヴィエールが影響を受けた北斎の富嶽三十六景をあらためて見たいなあと思ったり。。。

(まさに今、江戸東京博物館で「大浮世絵展」やってるのであった)


この日の一番の目的にして行った 小林古径の「上宮太子」

140110_1036~01 (253x450)

写真はいつものごとく絵葉書を写メしたものなので残念な感じですが、もちろん本物は色が美しく、、、
うっとり眺めながら

「やっぱりお札は聖徳太子よねえ。。。」

と手を合わせてみたり。。。。あれ?(笑)



140110_1036~02 (450x269)
安田靫彦《春暁》



会場はさほど広くないのですが、画伯とあれやこれやおしゃべりしながら観賞してまるっと一時間。

新年初美術館にはちょうどよい頃合いでした。


実はいろいろ見に行きたいとチェックしている美術展も数か所あるので、また美術館めぐり心に火がついたかもしれません(笑)


**



でもって、この後は(実はメインイベントだったり?の)お頭さんも誘い出しての新年会♪

美味しい串焼き、串揚げをたらふく頂きました。

140109_1915~01 (450x249)

いつもの感じで日曜からの初場所の話と永田町界隈の話などで盛り上がりつつ、、、、

楽しい時間を過ごさせていただきました。

画伯、お頭さん、いつもありがとうございます~♪


**


今年もよいものをたくさん見て、美味しいものをたくさん食べたいなあ。

年賀05
「まあ、そのためにもお仕事がんばってくれたまえにゃ」byゴエモン

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 2 comments  0 trackback

古径と土牛☆ブロガー内覧会

131102_1741~01 (500x281)
小林古径「清姫」のうち『川岸』



昨晩のことですが 山種美術館 「古径と土牛」展に行ってきました。

131102_1658~01 (253x450)

閉館後に行われた、ブロガーの内覧会。。。

青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会 第3弾
『特別展 小林古径生誕130年記念 古径と土牛』(@山種美術館)をリアルタイムでレポートしよう!


というイベントに参加してきました。

131102_1703~01 (253x450)

**

写真撮影がオッケーと言うことで、ツイッターにリアルタイムレポートしつつ、楽しんできたのですが

やはり、申し訳ないカメラの写りで。。。いやはや。

**

それでもイベントは充分楽しませていただきました。


館長さんのギャラリートークで絵の見どころや解説があり

131102_1723~01 (500x281)

たっぷり展示を観賞する時間も十分あって


後半はメイン会場を一階に移し、
みんながリアルタイムレポートをした写真や感想などを画面表示しながら

カフェ椿のオリジナル和菓子をいただきつつ、参加者は一休みしたり交流をはかったり。。。

131102_1855~01 (400x225)
131102_1827~01 (400x225)
131102_1826~01 (400x225)
今日私が頂いたのは右上の「鶴の袖」
柚子餡が美味しい、食べる藝術…♪


131102_1816~02 (281x500)

モチーフになったのはこの絵ですね。
奥村土牛「舞妓」




なんていう、非常に濃厚な二時間でした。

(しかも入館料(1200円)含み、和菓子(500円)も一ついただけて、800円也。
これは素敵な企画ですねえ♪)

**

131102_1922~01 (500x281)
小林古径「富士」

帰宅して写真を整理してから気づいた。。。
「戦艦献納展」……って。。。

131102_1921~02 (281x500)


**



先日の速水御舟を見に行った時も感じたのですが、最近では日本画や美術鑑賞自体がブームなのか
非常に大入りのこの美術館。

でも、そのブーム自体も時代の流れだけではなく、美術館側の努力もあるでしょうし、

こちらの山種さんなんかは見る側の心をつかむ企画の立て方がうまいよな~と思うわけです。うん。


こうしてブロガーの内覧会をすれば、ブロガーは勝手に宣伝してくれますし♫
私自身も展覧会情報はネットで集めますものね。うん。


**


で、今日の本題です。


いきなりお気に入り ベスト3...いや、ベスト5.いきます。

131102_1819~01 (281x500)

奥村土牛 「醍醐」


SN3S0733 (375x500)
SN3S0734 (500x375)


これが見たかったのです。
想像どおり、想像以上の
うっとり。。。
です。

**
131102_1743~02

奥村土牛 「城」
     
すごくすごく、好きな絵です。

えーーーと、、、、

この辺とか、、、

131102_1920~02 (500x281)

この辺とかも。。。。

131102_1920~01 (281x500)

**

131102_1822~01 (281x500)


奥村土牛 「鳴門」

**


131102_1743~01 (550x309)

小林古径 「栗」

墨と金泥で描かれた栗...渋い。

**
131102_1752~01 (281x500)

小林古径 「春日」

この絵の

SN3S0726 (375x500)

この部分がとっても好きで、、、。

何度も何度もこの部分を眺めていました。


**


そういえば、館長さんのお話で、

古径の作品は座敷の床の間などに飾られることが前提で描かれている物が多く、したがって掛け軸や額装でも比較的小振りの物が多く

片や土牛は、とても長命だったこともあり、活躍した時代が少し後になり、展覧会で発表すること前提だ描かれた大きい物が多い

という解説がありました。

言われてみたらそうですね。。。。

SN3S0722 (500x375)

小林古径「蓮」



SN3S0723 (500x375)

奥村土牛 「蓮」

並べて展示してあったから一緒に写すと分かりやすかったですね。。。。


なるほど、ちょうど、時代の境目だったわけですね。


と同時に「そうか、言われてみたら当たり前だけど、この時代の高名な日本画家さんだって、好きなものを好きなように描いていたわけではないのだな」と。。。。

いつだって求められる形と言うのはあるものなんですね。。。。


なんてことを思いました。

いや、本当にあたりまえなんですけどね。

展覧会を見ながらそんなことはあまり考えたことがなかったので。


**


他にも印象に残った絵は、いっぱいありました。

SN3S0732 (500x375)
柿の葉の金がわかるように撮影してみた!


写真もたくさん写したのですが、初めにも書いた通り、いやもう、写りがいまいちで申し訳ない。。。

しかも、お菓子をいただいて一休みしてふと思ったのが。。。。

写真撮影可ということで、なんだか一生懸命カメラを構えてしまい、どうも絵に集中できていなかったみたい。

自分残念。。。。

ってなわけで、もう一度展示階に下りてひとまわり致しました。


今度はカメラなし。

イベントに参加の皆さんもすでに交流会場に移動している方が多く、展示室はひっそり。。。

いやあ、最後の最後時間一杯まで本当にゆっくり鑑賞を楽しませていただきました!

**

てなわけで、なんだかんだいっても現物にはかなわないわけで、興味がある方には、やはり是非、美術館に足を運んでいただきたいな!

と、企画に即した言葉で〆ましょうね。。。。わは。


131102_1742~02 (500x281)
小林古径 「清姫」のうち『清姫』



そしてわたくしは、奥村土牛の大きな絵。。。

かなり好きだなーーーー!!!

131102_1751~03
奥村土牛 「浄心」

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 2 comments  0 trackback

宮廷服♫

雨の中、新宿に ぐるっと してきました♫

131029_1314~02 (326x500)

文化学園服飾博物館


文化服装学院がここに在るのも、文化学院付属の博物館も存在は知っていたのですが、伺ったのは今回が初。

(ぐるっとパス、使えます♪)


立派な展示品に大満足でございました。


明治から昭和初期までの宮廷服……


明治天皇御着用のフロックコート
昭憲皇太后御着用の御大礼服から、

大正天皇御着用の御祭服はケースにも入ってなくて、この目で直に見れてしまう!
131029_1315~01 (368x400)


ずらりとならぶ男性の大礼服や軍服は壮観でしたし、

ちゃーんと十二単だってございます。

131029_1315~02 (281x500)


本当はね、十二単をどうやって着つけているかとか、それぞれの装束の中側にも興味があるのですが、まあそれは今回調べることは願いかなわず。

それでも大満足のひと時でした。



こうなると江戸東京博物館御武家さんがわの展示も見ておきたいなあ……

などと考えながら雨に降られつつ帰ってきました。


131027_1146~01 (281x500)

おかえり。早かったにゃん♪




あ、わたしのぐるっとパス 明日までだあ!

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 2 comments  0 trackback

速水御舟の黒猫ちゃん

昨日は雲一つない良いお天気のなか

恵比寿の「山種美術館」に行ってきました。

131013_1126~01 (281x500)
本当に雲一つない!


もうずいぶん前の日曜美術館(Eテレ)で取り上げられていて
見に行きたいと思っていた「速水御舟」です。

131013_2007~01 (338x500)
本日まで!


今回はツイッター日曜美術館部(?←日曜美術館を見て呟いている人。ワタクシのフォロワーさんには結構います)の一人でもあるマスオ画伯とご一緒いたしました。


展覧会は14日まで。この日は期間ギリギリの三連休、その中日ということもあり、結構な人出でした。

**


さて、速水御舟。。。。

というより、日本画そのものを意識して観はじめたのがココ一、二年のわたくし、横山大観ぐらいしか名前を知らなかったわけで、速水御舟という画家さんはまったく知らなかったわけです。


で、今年からその存在を知って足を運ぶようになった日本画専門「山種美術館」の売店で、ここの収蔵品の速水御舟の作品をモチーフにした便せんやクリアファイルの黒猫さんを見て

速水御舟 = 黒猫さんの画家

というイメージがついておりました。

131013_2008~04 (500x281)


そう、これこれ、この黒猫さんです。かわいいでしょ。




ところが!!!


展覧会を見てみれば、この黒猫さんのイメージは全く覆されてしまいました!!

御舟はファンシーな画家さんじゃあない!

いい意味で裏切られたあああ。


というより、この黒猫さんも、便せんやクリアファイルやタオルの刺繍のファンシーさは、商品のファンシーさであって、実際の屏風に描かれた黒猫さんは、ファンシーでもなんでもない!!!

あまり猫っぽくない、ちょっと不思議な雰囲気を漂わせた、黒い生物がそこにおりました。。。



お前は何者だ?!



**


こちらは御舟代表作の『炎舞』。。。
↑クリックで山種美術館のサイトの画像に飛びます。


宗教画のような炎に色鮮やかな蛾が舞い踊る一枚は、本当に動いているように見えました。
炎も、昆虫も。

この日のNo.1に決定。


**

墨で花びらを描いた牡丹や桔梗。

40歳という若さで亡くなった御舟の、晩年近くの作品は、その向こうに暗い世界の広がりを感じました。

絶筆となった描きかけの「盆栽梅」も、吸い込まれそうな空気感を漂わせておりました。


**



40年かあ。。。




**



ところで、この展覧会は「再興院展100周年」と銘打たれております。

『院展は岡倉天心の精神を引き継いだ横山大観、下村観山らを中心に1914(大正3)年に再興されました。当時の日本画家たちは押し寄せる西洋画に相並ぶ、新時代の日本画を探求しており、再興院展は官展とともに中心的な役割を果たしていました。(中略)

本展では、御舟の芸術の変遷を、再興院展という同じ舞台で活躍した画家たちとの関わりを中心にご紹介いたします。御舟芸術の軌跡は、同門の今村紫紅、小茂田青樹、さらには御舟をいち早く評価した大観、そして安田靫彦、前田青邨など、つながりの深い院展画家たちとの交流や、同時代の院展の動向と密接に関わっていました。当館の誇る御舟コレクションから、古典学習と構成美の集大成《翠苔緑芝》(院展出品作)や、写実により幻想的な世界を表現した《炎舞》【重要文化財】をはじめとする代表作の数々を、同時代の画家たちの作品とともにご覧いただきます。大正期から日本画壇の中心であり続ける再興院展の芸術の神髄に迫ります。』 

(山種美術館HPより引用)



そんなわけで、御舟以外の画家さんたちの作品もたくさん堪能できました。

そしてまた、芋づる式に好きだな、もっと見てみたいなあと思う画家さんの絵を見つけてしまうわけでして。。。。

それはそれで、またお楽しみを増やしていきます。


**


さて、よくよく考えてみれば、この時代(明治期)に西洋からの文化が入ってくるまでは「日本画」という概念がなかったわけです。

西洋画がはいってきて、この時代の人たちは自分たちはこれでよいのか?、もっとやるべきことがあるのではないか?と試行錯誤を重ねたのですね。

それは、日本画からも、当時の日本人の描いた洋画からも、垣間見えます。


それでも、こうやって後世に残る画家さんたちの作品には、核となるものがしっかりあって、強かったのだなあと感じることもできて、とても心強い。


今自分が、この時代の人たちが描く絵が気になるのは、グローバル化!とか言いながら海外に打って出る!とか言って浮き足立つ日本人に不安を感じるからかもしれません。


**

さて、山種美術館のもう一つのお楽しみ。

併設 カフェ椿 の和菓子

131013_1328~02 (500x281)

今日は「ほの穂」をお抹茶セットで。

御舟の『炎舞』がモチーフです。


よく作られておりますねえ。そしておいしい。

食べちゃう藝術。。。。。

究極の贅沢。

**


見て心の肥やし。

食ベてお腹の肥やし。

感じて魂の肥やし。


二度も三度も美味しい秋の休日でした。

Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 1 comments  0 trackback
このカテゴリーに該当する記事はありません。