鈴木淳子✫製作日記 | 漫画家◆鈴木淳子の徒然ブログ。お仕事、趣味、日々の由無し事から憂国の思いまで

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ボストン浮世絵名品展

本日は両国に行ってまいりました!!!!

といっても、国技館でも相撲部屋見学でもありません。

目的は国技館のお隣にある
江戸東京博物館
で開催中の
『ボストン美術館浮世絵名品展』です!

ボストンチラシ
ボストン美術館浮世絵名品展

日本の浮世絵が遠くボストンで
素晴らしい状態で保存されています。

その名品の数々の里帰り。


日本各地の美術館で浮世絵を見ることは何度かありましたし
歌舞伎関係の本を読んでいたら自然に目に入ることも多々あります。

しかし

2005年、上野の国立博物館で北斎展を見て日本の浮世絵の技術に衝撃を受け!!

今年は、山形で広重美術館に立ち寄り感動し!!!

そして今回です!!!


いや~~~すばらしい名品の数々でした。

色鮮やかな浮世絵の数々!!!


平日でしたが、かなりの人出で
すべてじっくり見て回る頃にはもうへとへと。。。。。。

でも、
絵師の才能に圧倒され!!!
彫師と刷り師の技術に感嘆し!!!!

足の疲れも心の栄養がしっかりカバーしてくれました。


日本の漫画文化の始祖は
やはり浮世絵にありと
改めて思う次第。。。。。。


そして館内でお昼ご飯食べたあと

偶然開催していた
常設展内の
特集『錦絵に見る忠臣蔵』も見ました!!


なんてすばらしいタイミング!

忠臣蔵の迫力ある錦絵を堪能しつつ
先日の平成中村座を思い返し
江戸時代の中村座の模型などなどもあいまって
ちょっとしたタイムスリップ。


この特集は年内あと二回ほど展示物が変わるらしいので
時間の許す限り行きたいと思ってます。

きれいな錦絵、いっぱい見れます。



そんなこんなの秋の一日。

お江戸気分を堪能し
充実でございました。


そして今の気分は

役者絵、、、、描きたくなります。当然!!

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☆☆平成中村座十月大歌舞伎☆☆(その四)通し狂言について

さて、先日の観劇レポのCプロの補足です。


Cプロは
大序、二段目、三段目
八段目、九段目
が上演されたのは先日のレポでもお伝えしましたが


二段目はこの日、一緒に行った歌舞伎観劇歴10年以上のつわものの友達が
初めて観るという場面だったのです!

それもそのはず、
筋書きによると
「原作どおりに上演するのは34年ぶり」とのこと!!!!

それは貴重ですよね!


このCプログラムは
忠臣蔵の大筋の(起承転結の)起承部分とともに
仇討する側、される側以外の別の視点からの
大きな人間ドラマ「山科閑居」がメインの構成になっております。

その「山科閑居」は
先日のレポでも書いたとおり
加古川本蔵とその妻と娘、大星の一家の人間ドラマです。

なので仮に忠臣蔵をまったく知らなくても
これだけでも十分成り立っているお話なのですね。
(だからこそ単独で上演されるわけです)

なので仮に通しであっても
二段目は時間の都合か、なかなか上演されないわけです。

ですが!!!!!!ですが!!!!!!

この二段目、あるとないでは本当にえらい違いですわ!!!!!

分かりやすさが10倍ぐらい変わってきます!!!!!!


わたくし、以前通しでこの忠臣蔵見てます。歌舞伎座で。
「山科閑居」も単独で見てます。歌舞伎座で。
でも、はっきり言って、全然理解できておりませんでしたよおおお、、、とほほ。

わたくしも歌舞伎を見始めてやっと5年ぐらい。
それでも、まったく歌舞伎初心者の友達からは「歌舞伎に詳しい」と言われるぐらいになりました。

が!が!

詳しいなどとんでもないですね。
有名な演目『仮名手本忠臣蔵』
全く分かっておりませんでしたーーーーー!!!!

今回、この二段目を見て
初めて忠臣蔵の全貌を(たぶん大雑把になんでしょうが)つかんだ!!!!
と思えました!!!!

前出の友達も
「あああ、なるほど!」と10年目にして初めてわかることがあったそうです。。。。


もちろん、
理解が深まればよりそれぞれの人間ドラマがよりわかるわけで
感情移入も何倍もできるし
納得もいくし
なんたって面白いですよ!!!!!


今回通しで見ることができて
二段目のおかげでより理解ができて

きっとこの後「山科閑居」を単独で見ても
「お軽勘平」だけを見ても
「一力茶屋」だけでも

もっと味わい、楽しめること請け合い!です!


そんなわけで

有名な演目が通しで上演されるときは
歌舞伎初心者のお友達
もっと誘おうと思います。

わたくし自身も
もっと通しが見たいです!!

で!

これからもこの二段目
忠臣蔵のときはもう少し上演してください!松竹さん!

よろしくお願いいたします!


(とはいえ、今回時間(とお財布)の都合上Aプログラムの予定はなし。
行きたいですがあああああああああ)
浅草の夜景
追記。。。
浅草寺境内の夜の様子です。
ライトアップがされていてとっても美しいです。
お昼は江戸時代のような風情で(その時代には行ったことないけど)
土産物屋もにぎわっています。

歌舞伎を見る日はなかなか街を楽しむ時間がなかったから
時間を見つけて浅草観光したいな。

天丼とか
すき焼きとか
だれか食べに連れてってくれないかなあ。

Category : 歌舞伎の話
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☆☆平成中村座十月大歌舞伎☆☆(その三)

引き続きまして~~

シュラバに入った直後、一日お休みを頂き観に行きました

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』
Cプログラム

中村座浅草寺裏

Cプログラムは

忠臣蔵の
物語の発端となる大序から
二段目、三段目で塩冶判官が刃傷に及んでしまう場
そして
八段目は九段目につながっていく道行の踊りの場面
九段目は、単独で上演されることも多い「山科閑居の場」

という構成。

特筆すべきは二段目の「桃井館力弥上使の場」!!!

と、、、それについてはまた後ほど述べるとして。。。。


この日は

まず
彌十郎さんの高師直(こうのもろのう)のエロおやじっぷりと、
ねちねちと塩冶判官(えんやはんがん)に「フナ大名」と罵るシーンに
かなりやられました!(笑)

感情移入とはちょっと違うかもしれないけど
勘クン演じるところのクールでさわやか塩冶判官の背中越しに見える高師直に

『きーーーーーーつ!!むかつくーーーーーーーー!!』
『フナフナ言うなーーーーーーっつ!!!』

と心の中で大絶叫。。。

もちろん、その流れで判官は師直を切りつけてしまうわけですから
そのぐらいの憎々しくて当然のわけで。。。。

だって、よく考えたら
エロおやじっぷりだったり、お金に弱いところなんか
すごく人間味あふれるかわいいおじ(い)ちゃんなんですよね。

切りつけた側の判官さんは
冷静に考えたら
「気持ちは分からなくもないけれど、切っちゃあだめでしょ?!」
「キレやすい人?」
とも取れなくもない。。。。。

でも舞台を見てる間はそんな風には思いません(笑)

ちゃんと役者さんが演じてくださいますから(笑)

うむ!!!



そして
小浪(シッチー)、戸無瀬(勘パパ)親子の行動の
女の強さに感服。

大星由良之助の息子力弥のいいなずけである小浪が
父の加古川本蔵が刃傷事件のとき、判官を後ろから制し師直が無事であったため
塩冶家家臣の大星家の反感をかい
立ち消えになりそうな結婚を許してもらうために
母の戸無瀬とともに大星家を訪ねるのですが、、、、

「結婚したいんだもん!!!できないなら死んじゃう!」ですよ。
命がけ小浪ほんと強い!
戸無瀬も「娘が結婚できないならここで死にます!!!」
って、、、、強い、、、、。

武家の女は本当に強い。熱い。


で、
強い武家の女っていえば


大星由良之助の妻 お石。。。。孝太郎さん!!!

なんか、急に泣きました!わたくし!

けして口数が(せりふが)多いわけでなく、
動きも少ないお石ですが
淡々と語るその言葉の向こうに
なんだかいろんな思い、
とてつもなく深い感情が
ダイレクトにばああああっと伝わってきて!!!!!

よくわからないけれど泣いておりました。。。。。

素晴らしいお石でした。。。。


なんか、武家の女、いいですね。

辛いこと、苦しいこといっぱいありそうで
大変な時代に生まれた大変な人たちですが
(男たちに巻き込まれてやれやれってことも多いし)
それでもその芯の強さ、潔さ、なんか美しくて素晴らしいです。


で!

最後に持っていったのは

もちろん
仁左衛門さんの
加古川本蔵!!!

悪者かと思いきや?
娘思いのやさしいお父ちゃんやん!!!
懐の大きな素晴らしい侍やん!!!

セリフひとつひとつ、
言葉のすべてが
こちらの心にガンガン響く。。。。!!!!

本蔵さま。

素敵な仁左様。。。。


そんなこんなの
山科閑居は
「悲しいけれど一応はハッピーエンド」
という、歌舞伎らしい幕切れ。

いい溜息と大拍手と
夢のような本当に上質な舞台を堪能できた
貴重な時間でございました!



(つづく)

Category : 歌舞伎の話
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☆☆平成中村座十月大歌舞伎☆☆(その二)

さてさて!

平成中村座 十月大歌舞伎

観劇レポートその二です。

平成中村座2

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』

前回のDプログラムに引き続き
この日(二日連続)はBプログラム観劇です!

Bプログラムは
五段目、六段目、七段目はDプロと同じで、
その後に忠臣蔵の〆である
十一段目の討ち入りがありました。

配役は

お軽。。。孝太郎さん
勘平。。。勘三郎さん
大星由良之助。。。仁左衛門さん
(平八郎。。。勘クン
(喜多八。。。シッチー

昨日と同じ演目を
まったく同じ場所で(席も全く同じところでした(笑)
違う役者さんで見るという面白さ!


勘平が舞台の上で着物を着替える場面

女房のお軽が着替えを手伝うのだけれど
シッチーのお軽はちょいちょいっと着物を引っ張る程度で
勘君の勘平が自ら帯を結んでいたんですが

孝太郎さんのお軽は勘パパの勘平の後ろで
帯を全部結んでました。
勘パパは結んでもらってた!

なんて細かい違いも桜席だからこその見比べなんですが

若手のお軽勘平はちょいと初々しい夫婦で
ベテランのお軽勘平は連れ添った年月がちょっと長いかな
って風情ですかね?


「本」の設定的には初々しい方が正解なのかしら?
後々勘平の歳は32って言ってるから
ちょっとこなれた夫婦なのかしら?

なんてことまでいろいろ思いを巡らせてみました。


さて、
勘パパの勘平はさすがで
孝太郎さんのお軽もやっぱりさすがで

そしてそして
仁左衛門さんの大星由良之助は
やっぱりやっぱりたまりませんでした!



そうそう、このBプロはモモセンセと一緒に行ったのですが
昔々、、、中高生のころ仁左衛門さん(当時の片岡孝夫)にメロメロっだったというモモセンセ、、、。
(渋いよね。)

「あこがれの君が今、目の前で!!!」
という状態を満喫しているご様子でした!

仁左衛門さんの大星なら、みんな命かけてついていっちゃうよね。。。。。


そして
Dプロにはなかった
十一段目
討ち入りから見事本懐を遂げて引き上げるまで。

この討ち入りのシーンでは
(またしても勘くんシッチーねたですが)
小林平八郎と竹森喜多八の
池のそばでの立ち回りが見どころ!

めっちゃかっこよかった!!!

もしかして、一部分衣裳のハプニングになりそうな様子もあったのだけれど
そんなことも気にならないくらい(気付かなかった人がほとんどでしょう)
見事なたたかいの場面でした!

この場面だけでも、もう一度見たいです!
マジで!


そして仇を見つけて見事本懐を遂げ
これぞ忠臣蔵の
雪の中でのエイエイオー


うん、やっぱりそうこなくっちゃ!
本懐を遂げる!
大団円!
すべてのことが報われる感じは
芝居を見る側にとっては
絶対ほしい感覚ですもの。。。。!!!!

前日は若干重たーーーーーい気分で帰宅しましたが
この日は非常にすっきり!
よかったね!って気分になって電車に乗って帰れました!

満足。
満喫。
中村座 ありがとう♪


さてさて、
「仇討」なんて今の日本社会では
何のことやら?ばかばかしい。。。
って言われてしまうのかもしれないですね

それでもわたくしは
やはり忠臣蔵のラストシーンは
感動できてしまうし
(たとえそれが条件反射であったとしても!)
忠臣蔵のよさが実感できる人間でありたいなあと思ったりしております。


(続く)

Category : 歌舞伎の話
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☆☆平成中村座十月大歌舞伎☆☆(その一)

十月、、、、気持ちのよい秋空のもと

お江戸浅草 浅草寺境内 仮設劇場にて

平成中村座の公演が行われております。

平成中村座



通し狂言『仮名手本忠臣蔵』

今月は日替わりでこの忠臣蔵のいろいろな場面、ストーリーが
4つのプログラムで上演されています。



わたくしも今月前半に行ってまいりました!

といっても、時間とお財布の都合で
4つ全部とはなかなかいかず、
なんとかやりくりして
B,C,D,の
3プログラム。。。。


この時期、

思いの外にもつれたプロ野球セントラルリーグ優勝争いや
当初の予定よりずれにずれこんだモモセンセのシュラバと

この中村座公演に手配したチケット(日程)が

見事に重なってしまい。。。。

仕方がないのでお仕事は一日休みをもらい
野球の方は人格分身の術を使いこなし(笑)

そうして思いっきり中村座を満喫いたしました!!!



まずは
Dプログラム!

五段目、六段目の
いわゆる「お軽勘平」

七段目の
「一力茶屋」
を、
若手役者中心の配役で
ベテラン陣がわきを固めてきっちりサポート
という感じのプログラムでございます。


勘平。。。勘太郎
お軽。。。七之助

このふたりのお軽勘平は
去年の正月の浅草花形歌舞伎で見ております!

だからこそ、Dプロははずせない!わけで、、、
とっても楽しみにして行きました!


いや~もう、このプログラムは
勘君祭り!!!
ですね!!!!
けして勘君贔屓の私だからそう思うわけではないはず。

以前見た新春浅草歌舞伎での勘平も
とにかく凄かったけれど
今回もやはり凄かった!

なにが凄いって、、、、

熱さと若さと思いとパワーと、、、

勘平の心の動きが激しいこの演目、
勘君の勘平は、その心が本当に苦しいぐらい伝わってくるんですよね。。。。

そして自ら腹を切って息絶える勘平、、、、
舞台の上で生き切っている勘平を
勘君は見事に演じ切って生き切っているのです!!!

はあああああ。。。。。。。
凄いですよ。本当に。

おかるのシッチーも、
以前よりぐっと気持ちが伝わってきます。
なんたって、きれい。ほんとに!!!!


で!

七段目の一力茶屋の場では
勘君は
腹を切って息絶えた勘平役から
今度はおかるの兄、平右衛門の役に!!!!

勘君が二役と分かってはいたものの、
わたくしはこのお役がどんな役かしっかり意識せずに劇場に向かったので
七段目が展開されていくにしたがい
びっくりするやら圧倒されるやら!

この平右衛門もまあ、
動きもなかなか激しいし、思いも言葉も熱いお役!

勘君の平右衛門、勘平に負けず劣らず見ごたえのある名演技でした!


しかも!!!!

今回、私が座ったのは「桜席」という
平成中村座独特のお席で
舞台を袖から見下ろす位置にある席なのです。

ある意味特等席!!!

舞台の上に死角ができたり
正面から見ることを前提に作られるお芝居ですから、
お顔が見えなかったり
びしっと決めた見得が全く後姿だったりもするのですが、

それでも舞台の役者さんが
とっても近い!!!!

勘君のはじけ飛んで滝のように滴る汗が
よく見えること!

「五体に熱湯の汗が、、、、、」というくだりでは
本当に着物が汗ぐっしょりになっているのが見えましたし!!!!

役者さんからの距離が近いほど
伝わってくるエネルギーもやはりダイレクトです。
表情もよく見えるし!


ってなわけで

この日の幕が下りた時には

おなかいっぱい大満足の勘君祭りだったわけで、、、、、

はあああああああ、、、と、しばしの放心状態になるまで
舞台に入り込めちゃったわけで、、、、、、


ですがですが!

次の瞬間、、、、

「ってか、この二役やるって、普通あるの?!
きつすぎない!?ハードすぎない!?
(毎日じゃないとはいえ)一か月、体力持つんですか?!」
「倒れないでねえええええ!勘クン!!!」

って感想、、、、。

それぐらい凄い
勘君祭りでございました!!!!


(続く。。。)



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