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鈴木淳子✫製作日記 | 漫画家◆鈴木淳子の徒然ブログ。お仕事、趣味、日々の由無し事から憂国の思いまで

歌舞伎座さよなら公演☆七月歌舞伎☆期せずして出待ち(笑)

七月歌舞伎の夜の部を見に行った帰りのことです。

歌舞伎座を出て駅に向かうとき
Tちゃんとケーキを買って我が家に向かおうということになり
歌舞伎座の楽屋出入り口方面を回っていきました。

この楽屋出入り口。
基本的に役者さんが普通に出入りいたします。

その姿を一目見ようと チャンスがあったらサインやら写真やら…と
たくさんのファンの方が待っております。

わたしもTちゃんも ここでいろんな役者さんを眺めた経験があります。

この日は特に「出待ち」をする気はなかったのですが
わたくしたちが通りがかった時にちょうど誰かが出てきた様子。

「あ!?勘君!!!!!」

そう、姫の衣装から すっかり普段着に着替えた勘太郎君が出て来たのです。

「おおおお!らっきーーーー!じゅんちゃん、写真は?サインしてもらったら?」
冷静に言うTちゃん。

「ええ?!いや、どうしよう あわあわ。」
動揺しつつも勘君を熱くみつめるわたくし。

勘君はサインを求めるファン一人一人に応じて
深々と頭を下げ
記念撮影にも応じております。
ツーショット写真を写すファンも多いです。

「えええと、そっか、写真買ったんだった。これにサインしてもらおうか、あ、でもペン!ペンがない!」
ひたすらおたおたするわたくし。

「誰かに借りなよ」
Tちゃん。

「そっか、そうだね」
「写真は?カメラ、ケータイしかない?」
「うん、…… あ、でも写真はいいや」
「そう?」
「うん、見てたい!意識に焼き付ける!」
「なるほど」

勘君の姿を見た瞬間は かなり浮足立ったわたくしですが

『いや待て、わたしサインいただいたことあるじゃん?』
『それより握手!…いや、今握手してほしいコンディションじゃないなあ』
『やっぱり舞台の感想を一言…いやいや、素敵でした~~~ぐらいしか言えない!気の利いたこと思いつかん!』
『いや、いいよ、この私服姿を目に焼き付けるわ』
『ファンの方に優しく応対する勘君見てるわ』

そんな考えが一気にやってきて

あとは ぼーーーーーーーーっと 勘君の様子をみつめておりました。

勘君は一通りファンの方のお相手をしてから
低~~~~い腰で歩道を横断し
歌舞伎座のわきからタクシーに乗っていきました。

目の前横切っていった…。
思わず手を振ってしまった。(いつものことよ)
会釈されちゃった。(恐縮至極!)

私服、絵にできますよ。
ワークブーツっぽい形のスニーカーか靴はいてました。
不思議な髪形してました。かつらのあと?鳥みたいになってたよ(笑)

うふふ~~~~。いつ見ても好青年だわ♪素敵素敵♪

なんて余韻に浸る暇もなく
どなたか出てこられました。
歩道の向こう側に歩いて行かれたのは猿弥さん。
あちらで気さくにファンの方とおしゃべり&記念撮影。

門様も出てきた!
なにこっそり隠れるうように帰られるのかしら!
あ、でも誰かに呼び止められてる!

あっちに行くのは誰?
後ろ姿でわからない!
でも呼びとめられてサインしてる。


お?
ファンが一気に押し寄せたのは
シドウ君です。人気者ですね。
これからパーティー?ってなスーツ&帽子姿。
普段着があれだとしたらかなりの人やね(笑)
ファンの波がおさまって わたくしとTちゃんの前を横切る…。
なぜかTちゃんに優しく微笑むシドウ君。
固まるわたくしたち…。
彼はタクシーでなく自分の車と思われるワゴン車を道につけて乗り込みました。
 
「腰低いのね」
「ほんとね」


さて、Tちゃんとわたくしの興味は
ここから玉様は出てくるのだろうか?ということ。

ドキュメンタリー番組やファン情報から
玉様はここから出てこないらしいという…。

でも、本当はどうなんでしょう?

とはいえ

「でも玉さん出てきたら、写真写す?」
「えええええ???!!!!どうしよう!そんなえええええ???」
動揺しまくるTちゃん。

「空気読んでそんな感じオッケーだったらね…でもあり得ないよ…出てこないよ」
「だよね。出てきてもびっくりかも。」
「でも見れたらいいねえ」
「あーーーーーでもここに素の玉さんいても 動く自信ない!見惚れて終了かも!」

結局玉さんに会いたいんだか会いたくないんだか
複雑なファン心理でございます。


そうこうしているうちに
黒いTシャツに黒いパンツ姿の女子二人が 何やらファンの方々に告知を始めました。
どうやら海老ちゃんのスタッフ?マネージャー?の方のようです。

写真は厳禁のようですが
サインしてほしい人、一列に並んでくださいって…

「ほおおおお、そうなんだ?」

Tちゃんとわたくしは興味津津。
列に並ぶことはしませんが 生海老ちゃん見るぞ!と。

しばらくしたら出てきました。

『おおお、海老蔵君だ!』

予想に反して「キャーーー~~~って」歓声は上がりませんでした。
ファンの年齢層がそうさせるのか?
淡々とサインが始まりました。

『ファンにサインしてる!』
『うわ!めっちゃあっさり!』
『ファンの人たちもサクサク列が掃けていく!』

ニコリともしない海老ちゃん。わたし的にはちっと怖かったりする。
きゃあきゃあって雰囲気をあまり出すファンの人があまりいないのもまた ちょっと怖い…。
なんだろう、不思議な感じだあ。
これもまた
海老蔵ワールド なのかもしれないなあ。

途中、一般の人も歩く歩道にファンがあふれていることに気づいた海老ちゃんは
「あ、こっち並んで」
と自らファンを整列させ直しておりました。
『うわ!何気に気遣いしてるやん?!』

そしてずらっと並んだファンの列もどんどん掃けていき
あっという間に終了すると
横づけされたタクシーに向かって大股で直進!!
ずんずんずん!
五歩ぐらいで歩道を横断し(そしてまたしてもわたくしとTちゃんの目の前を横切り)
タクシーに乗り込みました!!

わたくしは 正直 ちょっと
「きゃあああああ、わああああああ 海老ちゃん!海老蔵!」
という華やいだ気分になりましたが
全く動けずに なにやら硬直してしまいましたよ。

あ!でも様子は目に焼き付けました。
写真はないけど!

このままもう寝れますね!ってぐらい
超リラックスウエアでしたよ!
いい男は こんな格好でも 素敵なのか…。
こういう海老ちゃんを見るといつもわたくしは「ずるいなあ」と素直に思ってしまうのであった。

う~~~ん 若干海老蔵ワールドに引き込まれてる?大丈夫?(笑)


タクシーが去って
ファンはばらばらばらけて行きます。

玉さんはもうここからはないでしょうと勝手に決めて
Tちゃんとわたくしも歌舞伎座をあとにいたしました。


今までも楽屋口では勘パパにサインや握手をしていただいたり
シッチーにもサインいただきました。
幸パパにもここであいさつしたし。
福ちゃんも扇雀さんも…。

ああ、でも歌舞伎座が建て替わったら
この空間はどうなるのかなあ。
なくなっちゃうかもしれないなあ。

役者さんは大変かもしれないけれど
こういう場所ってファンにとっては日常と非日常とをつなぐ凄く少ない貴重な場所。

できることなら残していただきたいなあ。

松竹の方、新しい歌舞伎座を設計する方、よろしくお願いいたします。

Category : 歌舞伎の話
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歌舞伎座さよなら公演☆七月大歌舞伎☆夜の部(2)

さて、歌舞伎座夜の部…続きです

歌舞伎座200907夜

幕間後の演目

『天守物語』

坂東玉三郎…玉様の美しさを堪能しましょう♪

昼の部に引き続き
泉鏡花の世界が幻想的に展開されております。


白鷺城と呼ばれるあの美しい 姫路城 の天守閣には
この世とは違う世界があって
あんなに美しいお姫様が住んでいるんだ… ってな設定。ファンタジーや…。

お話の前半はひたすら「不思議世界」の情景が描かれます。

勘君扮する 亀姫 もまた不思議ちゃんのキャラ。

玉様の富姫との掛け合いの会話は
まさにこの世の雰囲気とは違った 異形の者の世界です。

美しくて不思議でかわいい。

そして後半になると…

そんな世界が急に「熱烈恋の話」に!!

海老ちゃん扮する 図書之助 と 富姫が
一目で恋に落ちる!

フォーリンラブですがな!

いや、「一目惚れ」があまりにも自然に流れるのは
お二人の美しさがあるからですね。

不思議ワールドのなかの熱い恋の話。
人間の世界への皮肉も込めて 美しい世界観が展開します。


ふう、おなかいっぱい。

みごたえありました。


最後に深いところ美味しいところさっとさらっていく我當さんや
最近玉様と一緒の舞台が多い おもだかやさんの面々の魅力もまた
七月の舞台に花を添えておりました。

気がつけば久しぶりの歌舞伎座。
昼夜ともに 満足でございまーーーーす。


さて、舞台が跳ねたあとはTちゃんと甘いものを仕入れて我が家に移動。
観劇帰りのケーキ
明るくなるまで 
歌舞伎の感想やら近況報告やら
おしゃべりタイムの始まりでございます。

おっと、その前に…

この日はあと一ネタ!!!

「期せずして 出待ち!」

…つづく


Category : 歌舞伎の話
Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 0 comments  0 trackback

歌舞伎座さよなら公演☆七月大歌舞伎☆夜の部(1)

歌舞伎座200907-1

歌舞伎座 夜の部に行ってまいりました!!

この日は春に大阪に引っ越していったTちゃんと 久しぶりの再会でもあります。

開演前に待ち合わせて早速歌舞伎座にGO!!!

先週すっかり写し忘れた 歌舞伎座の外観写真。

カウントダウン提灯も。
歌舞伎座200907-2  歌舞伎座カウントダウン


さて、この日は 夜の部
歌舞伎座200907夜

『夏祭浪花鑑』は

市川海老蔵の 団七 と
中村勘太郎の お辰 が
わたくし的 お楽しみでした。


まず勘くん。

やっぱりうまいですよね!!

というか、やっぱりやっぱり勘パパそっくり~~~!!
声も姿も似ていて、役を勘パパに教われば
そりゃあ中村勘三郎に(年齢的にイメージは勘九郎かな) 瓜二つにもなりますよね!
なので
「うまい勘パパのお辰 の コピー版のうまい勘君のお辰!」
という感じです。

そのそっくりさは DNAのなせる技もあるのでしょうが
勘君の芸に対するまじめさがそれを可能にしているのかな。
勘パパにそっくりで完コピなんですが
それ自体が勘君らしさがにじみ出ている気がします。

うん、良かった♪

そしてこの先見られるであろう
「勘君のお辰」を楽しみにします。

それにしても
「色気を消すために 焼けたコテを自ら顔に押し当てる」って…
あんた、そりゃ滅茶苦茶ですよ。
と、突っ込む相手は
お辰だったり 作者(並木千柳)だったり…。

凄いエピソードです。
わたくしには絶対に思いつきません。というか、嫌、絶対!


さて、お次は
団七の海老ちゃん。

いや、またこれは いい意味で裏切られた!
「期待以上」の素晴らしさ!
やられた。参ったよ。


実はわたくしこの「夏祭~」は
平成15年のシアターコクーンではじめて見て
その後も「中村屋」のものしか見たことがありませんでした。
要は 串田和美さん 演出のもの しか見たことがなかったわけです。

そのことを全然意識したことがなくて、この日を迎えたのですが
この日の舞台を見て
「ああ、そうだった」と…。

いわゆる ずっと演じられている「歌舞伎」の型の夏祭浪花鑑 というものがあったんだと。

団七が舅の義平次を殺してしまう一幕を
昔ながらの演出で見たわけです。

それが良かった!!

もちろん串田演出の舅殺し 素晴らしかったです。
(それで私が中村屋さんの舞台を延々実続けることになっているわけですから!)

でもでも、だからと言って
「昔ながらの ザ・歌舞伎」が物足りない
などということはまったくない!!!

いや、むしろこの素晴らしさはないといかん!!
やっぱりわたしはかなり好きだ!

それを再確認させてもらえました。

海老ちゃんの団七は
さすが荒事の成田屋!とでも申しましょうか
にらみが利いたすばらしい団七っぷりでした。
親を殺してしまった動揺が三階席まで伝わってきました。
バシッバシッと錦絵のように決めポーズが決まってました。
あの美貌は絵になるしねえ。
「決め」た時のかっこよさったら そりゃもう 観客は魅了されますよねえ。

なんか、もう、認めざるを得ないかっこよさ。
参った参った~~~。

そんな気分。


うん、良かったです!!!



さて、幕間は18時半ごろからです。

すっかり腹ぺこのわたくしたちですが お弁当も買ってないし予約もしていません。

ふふふ。この日の目論見。

わたくしが ずーーーーーーーっと 気になりつつ なかなかタイミングがつかめなかった

「3階のカレーコーナーのカレーを食す!」 という大イベントが!(大げさ 笑)

前もって食券を買って(700円) 
店員さんが一人で手際よく切り盛りする カウンターに並び
カレーを受け取り
お水と福神漬けはご自由に…
この日はテーブルでなく カウンターのあいた席につきました。

じゃーーーーーーん!!
歌舞伎座カレー

はい!

普通にとっても美味しい 正しいカレーでした!!!!
凄く美味しかった!

幕間が一回しかないし、
写真(ブロマイド)も選んで買いたいし、
おみやげもちょっと見たいし、
食事はささっと済ませたい!でもちゃんと美味しいものが食べたい!
そんな時には最適です!

ああ、気になっていたカレー 食べられた。満足♪


そして 続いての演目

「天守物語」

Vol.2につづく

 

Category : 歌舞伎の話
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