鈴木淳子✫製作日記 | 漫画家◆鈴木淳子の徒然ブログ。お仕事、趣味、日々の由無し事から憂国の思いまで

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Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 

☆☆平成中村座十月大歌舞伎☆☆(その三)

引き続きまして~~

シュラバに入った直後、一日お休みを頂き観に行きました

通し狂言『仮名手本忠臣蔵』
Cプログラム

中村座浅草寺裏

Cプログラムは

忠臣蔵の
物語の発端となる大序から
二段目、三段目で塩冶判官が刃傷に及んでしまう場
そして
八段目は九段目につながっていく道行の踊りの場面
九段目は、単独で上演されることも多い「山科閑居の場」

という構成。

特筆すべきは二段目の「桃井館力弥上使の場」!!!

と、、、それについてはまた後ほど述べるとして。。。。


この日は

まず
彌十郎さんの高師直(こうのもろのう)のエロおやじっぷりと、
ねちねちと塩冶判官(えんやはんがん)に「フナ大名」と罵るシーンに
かなりやられました!(笑)

感情移入とはちょっと違うかもしれないけど
勘クン演じるところのクールでさわやか塩冶判官の背中越しに見える高師直に

『きーーーーーーつ!!むかつくーーーーーーーー!!』
『フナフナ言うなーーーーーーっつ!!!』

と心の中で大絶叫。。。

もちろん、その流れで判官は師直を切りつけてしまうわけですから
そのぐらいの憎々しくて当然のわけで。。。。

だって、よく考えたら
エロおやじっぷりだったり、お金に弱いところなんか
すごく人間味あふれるかわいいおじ(い)ちゃんなんですよね。

切りつけた側の判官さんは
冷静に考えたら
「気持ちは分からなくもないけれど、切っちゃあだめでしょ?!」
「キレやすい人?」
とも取れなくもない。。。。。

でも舞台を見てる間はそんな風には思いません(笑)

ちゃんと役者さんが演じてくださいますから(笑)

うむ!!!



そして
小浪(シッチー)、戸無瀬(勘パパ)親子の行動の
女の強さに感服。

大星由良之助の息子力弥のいいなずけである小浪が
父の加古川本蔵が刃傷事件のとき、判官を後ろから制し師直が無事であったため
塩冶家家臣の大星家の反感をかい
立ち消えになりそうな結婚を許してもらうために
母の戸無瀬とともに大星家を訪ねるのですが、、、、

「結婚したいんだもん!!!できないなら死んじゃう!」ですよ。
命がけ小浪ほんと強い!
戸無瀬も「娘が結婚できないならここで死にます!!!」
って、、、、強い、、、、。

武家の女は本当に強い。熱い。


で、
強い武家の女っていえば


大星由良之助の妻 お石。。。。孝太郎さん!!!

なんか、急に泣きました!わたくし!

けして口数が(せりふが)多いわけでなく、
動きも少ないお石ですが
淡々と語るその言葉の向こうに
なんだかいろんな思い、
とてつもなく深い感情が
ダイレクトにばああああっと伝わってきて!!!!!

よくわからないけれど泣いておりました。。。。。

素晴らしいお石でした。。。。


なんか、武家の女、いいですね。

辛いこと、苦しいこといっぱいありそうで
大変な時代に生まれた大変な人たちですが
(男たちに巻き込まれてやれやれってことも多いし)
それでもその芯の強さ、潔さ、なんか美しくて素晴らしいです。


で!

最後に持っていったのは

もちろん
仁左衛門さんの
加古川本蔵!!!

悪者かと思いきや?
娘思いのやさしいお父ちゃんやん!!!
懐の大きな素晴らしい侍やん!!!

セリフひとつひとつ、
言葉のすべてが
こちらの心にガンガン響く。。。。!!!!

本蔵さま。

素敵な仁左様。。。。


そんなこんなの
山科閑居は
「悲しいけれど一応はハッピーエンド」
という、歌舞伎らしい幕切れ。

いい溜息と大拍手と
夢のような本当に上質な舞台を堪能できた
貴重な時間でございました!



(つづく)

Category : 歌舞伎の話
Posted by ◆鈴木淳子◆ on  | 0 comments  0 trackback

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