山古志の今
昨日のアルパカ牧場の帰り 車を走らせていて看板に気がついた。
え?
え???
『地震で沈んだ村 3k 木籠 郷見庵』……
……
行ってみました。
きれいに舗装された走りやすい道路が続きます。
新しい道路だ。
道みち、山の斜面を補強するような工事を何か所もやっています。
橋げたが崩壊している部分があったり、
壁が崩れて窓ガラスが落ちている建物もあって
「ああ、このあたりがそうなのかなあ」
……現実がよくわからないのでこの時点ではそんな感想。
しばらく行くと、道路から低い土地で、道がなにもない土地に家屋発見。
ん?これって家屋の二階部分だけが地面から出ている建物だよ…。
そうなんです、本当に沈んだ村。
震災の現実を残し、伝えていこうとその家屋の一部を解体しないでいるそうなんです。
しばらく行くと、震災当時の資料を展示した資料館がありました。
駐車場から、土砂に埋まった家屋が見えます。
写真は資料館の二階より。
資料の写真を見て思い出しました。
「ニュースで見てた、あそこなんだ!」
中越地震の時、ニュース映像で見た写真が展示してありました。
地震で土砂が崩れ、川をせき止めてしまってできた堰止湖。
土嚢を運ぶ自衛隊のヘリコプター。
決壊の危険から、排水作業をするたくさんのポンプ。
そのポンプから出るホースは小学校の一階を貫通してた。
震災当時が記憶から蘇ります。
その現場だったのだ。。。。。そうか。。。
資料館の一階はお土産物や地元農産物のショップになっています。
地元の方がレジもしてくださいますし、現場の説明もしてくださいます。
せき止められてできた湖の底に沈んだ集落。
今は集落ごとに近くの新造成地に移り住んでおります。
本当に近くに。
新しいきれいな住宅が並んで建っていました。
もしまた大地震が来たら、安全とはいえない場所だと思います。
それでも地元の皆さんはここを選んで住み続ける。生き続ける。
きれいに整備された村の様子から、ややもすると自然の脅威を忘れそうです。
それぐらい「着々と復興しています」って言う感じでした。
土砂に埋もれた家屋を見たら 自然の驚異の凄さを感じます。
そして徐々にでも、復興を遂げていく人間の力強さもすごいと感じました。
いろいろ、びっくりしましたが、ドライブでこちら方面に来たのも何かのご縁だったかな。
今だからこそ、山古志の姿をもっと全国に伝えたいと思いました。
さらっとドライブついでのレポートですが、何かを伝えられたら…。。。
※当時のニュース映像など検索してみたのですが見つからなくて
この説明と写真だとよくわからないですよね…すみません。
こんなことならもっとちゃんと写真写してくればよかった…。(T_T)
ちなみに、ここでいただいた「コシヒカリアイス」は絶品です。
米麹のほのかな香りというか、ちょっと甘酒チックな風情というか、
とにかく、美味しゅうございました!
※200円でーす